奥山文弥 Fumiya's Flyfishing Diary 徒然(釣れ?ズレ?)釣り日記 

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2005年 04月 05日

フライの独壇場-栃木県箒川-

4月3日(日)

 前の週の出張疲れが取れないまま、北里大学の後輩正岡悟氏が車に乗せてくれるというので箒川に行ってきた。この川は実は大量放流の川で、「いっぱい放してあるからたくさん釣って下さい。」と言う川である。稚魚放流もあり、生き残った魚は産卵するようで、「自然繁殖魚」もいるようだ。
 同行した正岡氏の友人、静野さんは未明から川に入ったが、私たちは明るくなってから車を離れた。
 川沿いに歩いていると、川の中は人だらけ。しかしみんながバシバシ釣っている。放流した魚を回収しているように、、、。 
 監視員のおじさんが来て、余裕で話をしていると「もっと慌てて釣りを始めなさい。」と言われたので、「2~3尾釣れればいいですから。」大嘘つきになってのんびりしていると、「今日来た意味がないじゃないか。」と急きたてられた。
 で、親切にも「この堰堤の下がいいよ。」って教えてくれたので、素直にそこに入ることにした。

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 朝方はルアーをやってみたが、これがスゴイ。スプーンやプラグに次々ヒットし、棒引きがダメならちょっとストップ&ゴーやトゥイッチを入れるとまたバシバシ。宮城アングラーズビレッジのマス釣りのようだ。エサ釣りではニジマスも掛かっていたが、ルアーに来るのはほとんどヤマメ。
 「こんなにいるの?」とその大判振る舞いに感心した。正岡さんもエサを生イクラからフェロモン入りの「つれ鱒」というイクラや、黄色いナチュラルイエローというイクラなどにローテーションして釣っていた。
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しかしボロボロの魚体が多い。そういえば大学を卒業したあと、初めてゾウキンヤマメを釣ったのはこの川だった。当時は養殖ヤマメを見ることはほとんどなかったから。
 ちなみにニジマスがヒットしたのはたったの3匹だったがそのうちの1尾は急流を登っていくほど元気なヤツだった。(写真)
 話がそれたが、日が昇ってくると魚も釣られまくり、ばらされまくってちょっと落ち着くわけで、エサ釣り師も早々に引き上げる人がいて場所も空いてきた。
 移動しながらエサ釣り師の隙間からルアーを投げていると、1尾目は「ルアーでも釣れるのか?」みたいに感心されるが、何匹か連続すると「こっちへ投げてくるんじゃネエ!」と久しぶりに怒られた。
 これって嫉妬?
ルアーは確かによく釣れたけど、エサ釣りの仕掛けの入っている間を縫って投げなければならないから、「誰でも簡単に釣れない。」と思う。はっきり言って正確度キャストに自信のある人でなければ無理。だから息子は連れて来れない。
 自信がある人は来年一緒に行こう。放流モンでよければね。
 さて天候は最高でピーカンの晴れ、9時を過ぎる頃にはスレッカラシヤマメがライズを始めた。、
私は車に戻ってパタゴニアのジャケットを脱ぎ、タックルをフライロッドに変えたら、まさに独壇場。
 最初は03ティペットで入れ掛かり。エサ釣りの正岡さんが苦戦しているので、フライを差し上げた。その仕掛けにフライを結んで水面を流してみるとバシャ。彼の技術も流石です。
 しばらくして、ちょっとドラグの掛かるフライを見破るようになったら今度はティペットを0,15号に落としてバシャ。
「たまりましぇーん」
 フライフィッシング万歳!!てな気持ち。うらたんざわで鍛えた技術がここでも生きている。今年最初のフライフィッシングがこんなになるなんて。
 我々の1人舞台を見て、周りにエサ釣り師が集まってきても、流れている仕掛けの横でヤマメはライズ。そしてミッジにはバシャ!
 何匹かはアワセ損ねて、アワセ切れしたので、そこでライズした魚すべてを釣り上げたわけではないが、ひと段落して見回してみるとあれだけいたヤマメが少なくなっている。
 それもそのはず、二人で釣ってリリースしまくったのだから、、、。
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尾鰭を見せられないのがこの日のヤマメだ。ちなみにヒレピンも5尾ほど釣れたがサイズが小さかった。


 それでもまだライズしている魚がいて、適当なヤツにロッドを指し正岡さんに「あいつを絶対釣る。」とサイトフィッシングの極意を見せようとした。
 ところがそうなると上手く行くわけがない。フライをひっかえとっかえ15分ぐらいかかってやっと私のフライを銜えた。「バカめ、オレのフライに騙されおって!」と心の中で優越感を味わいながら(たかが養殖ヤマメに)夢中になれるところがフライフィッシングいいとこだ。
 11時ごろ、きりがないので上がろうと静野さんに合流すると、彼は何と100ぐらい釣って、そのうちのきれいな魚体を30尾程キープしていた。ご近所でヤマメを食べるのが好きな人がいるらしい。ヘラのフラシに入れている姿が美しくないので写真は無しね。せめてアユの引き船を用意してね。
 そこでもライズがあったので、駄目押しに「一回だけ。」とフライを流したらバシャ。本当にムフフです。
 昼食にラーメンを食べて午後の部は温泉街の下に入った。ここは大きな淵が点在し、それゆえにヤマメもたくさん残っていた。しかし川が汚い。水も濁っている。上流とは雲泥の差。温泉の下水っぽい水が(湯気が出ていた)落ちている場所もあったり、ゴミが結構たまっていたりした。
 ここの淵では、正岡さんは、0,15号でニジマスと戦い勝利した。その健闘ぶりはみごとだった。

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ゴミが写らないように撮影するのは苦労の一言。

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次回はもっと大きなネットを用意したいものですな。


 私はここでもサイトフィッシング。15尾ほどフライでヒットがあり、当然ながらアワセ切れもいくつかあった。朝から釣られまくったあとなのだろうけれど、魚影の濃さと、あまりフライをやる人がいないことを物語っていた。
 十分満足して3時半には終了し、いつものように温泉に入って(ここは塩原温泉郷)帰路に付いた。
 箒川は10日以降の入漁権が1200円になる。ヤマメはニジマスより早くヒレが回復するから、アユが解禁する前に出かけて見ようかな??今度は良型ヒレピンが釣れるかも。
 最後に、誘ってくれた正岡さんに深く感謝したい。「ありがとう。」
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by fumiya_o | 2005-04-05 19:38 | フライフィッシング


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